出版物の紹介

地球温暖化

エコなお家が横につながる

エネルギー使いの主人公になる①
小林 光 著
定価 1,000円(税別)
判型 A5判・140ページ
発刊 2021年06月
ISBN 978-4-907717-65-0

10年前の東京電力福島第一原発事故で、私たちは家庭のエネルギーの大半を電力会社に依存していることに気付かされました。安全再点検でほとんどの原発がストップすると、代わりに急増したのは地球温暖化の原因となるCO₂を多く排出する石炭火力発電所でした。原料の石炭が安いからです。それはおかしと思っても、電気を使っている限りは、原発や石炭火力起源の電力を拒否できません。部屋の照明やテレビ、冷蔵庫などに使っている電力がどこで産み出されたかが分かる仕組みはなく、電気を使っている限りはコンセントの先は原発や石炭火力ともつながっているのです。

地球のセーターってなあに?

地球環境のいまと、これからの私たち
枝廣 淳子 著
定価 1,500円(税別)
判型 A5判・256ページ
発刊 2002年05月
ISBN 978-4-907717-72-8

ネット上で日々、知恵の輪、エコの輪を広げながら、樹木のように根や枝葉を広げている枝廣淳子さんの「エコ・ネットワーキング!」に続く第2弾。

今回は、作曲家の坂本龍一さんが推薦文を寄稿してくださっています。 ところで「地球のセーターってなあに?」という書名は本書のある一文からとられています。枝廣さんは、じつは他の書名にしたかったのですが、その書名はわずかな差で他社の書名になってしまいました。このあたりのことは、この本のまえがきでもふれています。どうぞお読みになってください。

ところで、この本の見本を取次に持って行った営業の担当者。この「地球のセーターってなあに?」ってなあに? と窓口で聞かれて、一瞬目を点にしたとかしないとか。

ともあれ前作同様、枝廣流の環境ニュースは見通しがよく、説得力があり、なによりわかりやすいものとなっています。