出版物の紹介
定価 | 1,500円(税別) |
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判型 | A5判 144ページ |
発刊 | 2024年08月 |
ISBN | 978-4-907717-47-6 |
若い人たちに“どう生きるか”を真剣に考えてほしい、との思いで書かれた本です。著者の川原茂雄氏(札幌学院大学人間学科教授)は、北海道の高校で社会科を35年間、そして今は大学で教職を目指す学生たちを教えています。「その人にとって、どう生きるかは一番大事なこと。それを考える倫理は、あなたの人生にとって“必修科目”です」と呼びかけます。
どう生きるかを考えるには、そのための“考える力“をつけることが必要です。そのため同書では、古今の哲学者や思想家――ソクラテス、アリストテレス、カント、デカルト、サルトル、ルソー、そして快楽主義や禁欲主義者たち――が“生きる意味”をどう考えてきたかを、分かりやすく紹介しています。彼らが残した言葉・考え方思想を知るのは、単に知識を得るためではなくて、読者が“考える力”を強化するためのトレーニングになるのです。
さらに、読者がどんな人生を送ってきたかを振り返り、これからの人生を考えるために「自分史」を書くことを勧め、その書き方を具体的に示しています。著者がこれまで教えてきた多くの生徒・学生に“宿題”として出してきたもので、苦労して書き上げた生徒・学生からは「手間はかかったけど自分の人生を振り返ることができた。先生、ありがとう」と感謝にされている。
18歳になった人だけでなく、これから18歳を迎える人にもぜひ読んでほしい書籍です。